婆さんの繰り言 ●管理者用
 



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No.90 「あたしの場合はね・・・」とDrが言った。
 
2006/08/26 (Sat)
え?と一瞬戸惑ったが、関西人が相手の事を「自分」と言うのと同じだと、すぐに思った。
「あたしの場合はね、知ってるよね?そういう性質の物じゃないよね?」と柴崎Drが言う。

私は、このDrにラブラブだ。
胸がときめいてワクワクし、逢って帰ると最低一週間はウキウキしてとち狂っている。

だが、しかし、医者と言う代物は残酷な生き物でケロリと事もなげに恐ろしい診断を告げる。

新城と言う所属員が五十台なのだが初期癌だったそうで、手術はしたのだがそのいきさつをこぼしていった。
「医者は事も無げにけろりと言うんだが、こっちは気が気じゃないわけよ。どっか痛かったりすりゃぁそれ転移したと思うわけじゃない。こっちにとっては重大事件なのにさ、奴ら平気だからね!」ってな事を延々とぼやいて帰った。
ま、普段からぼやきの多い人では有るのだが・・・。
身にはつまされたね。

あたしだってさ、大腿部からの切断なんて言われて「今迄とは違った痛みが出るから自分で解るよ」と宣告されて、ちょっとした痛みにも、すわ!その時かと慌てふためき怯えまくったもん。

帰りに電車に飛び込んでも不思議じゃないくらいガーン!と来る

今回は、社会保険庁が折角手続きの為に福生まで三回も行って貰って来た診断書を紛失しやがって、そのコピーを病院迄取りに行ったから、ついでったら言い方は悪いが右のアキレス腱が切り裂くように痛むのをペインクリニックで痛み止められないか相談しに行ったのだった。

多分そう来ると予想はしていた。
今迄ペインクリニックに行けと言われなかったし、だからこそ訊きに行ったんだ。
Drは続ける「知ってた?ペインクリニックって麻酔科なんだよ。腰が痛む人には効くの。腰に注射して麻痺させるんだよ。あたしのは違うでしょ?膝が悪いんだからね」私は切り返す「ここが痛くて(と右の足首を示し)膝は痛み慣れしたのね、でも他まで痛いのやだ」と。
「何処?」とDrが右足首の後ろを摘み、私はちぃさく悲鳴を上げる。
「アキレス腱周囲炎だよ、そこに袋が有って・・・」それが一部分なのかぐるりと有るのか私はもう聞いていなかった。
「右だけ?」との不審げな問いに「そうだよ、右だけだよ」と答えながらも考えていた。
そうだよね?ここが痛む時は腫れるし熱持つし、うん!ペインじゃないか知んない、と・・・・。
すぐに決断を下した。
「座薬頂戴!座薬でいい!」と座薬を処方して貰って帰って来た。

いつもの私のセリフ「てめえ、人の不幸を待ってやがって」が「よくもしらっと人の不幸を言うね」に変わった。
でも、そうなんだよ。
いつも思うさ。
自分の子だったり、親だったり身寄りだったら、こんなにも平然と事実だから事実だと言えるんだろうかって。









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